Masakuni Nohira

Read Article

千葉科学大学の市内経済と銚子市財政へのダブル効果

  商工会議所ホームページの「千葉科学大学おうえん協議会たより」(平成28本12月10日)に,大学誘致の市内経済効果と銚子市財政効果の金額が発表されました。新年に当りすばらしい明るいニュースだと思います。内容は,今後私が加工した表やグラフを公表しますが,概略は以下にご覧の通りです。新情報が入るたびに微修正してアップします。基礎データは,銚子市が行財政改革審議会等で発表した数値が中心です。

 ① 平成25年度の純粋な銚子市財政効果は4151万円です。商工会議所の数字(3504万円)より少し多額です。市内経済効果は23億4692万円で,商工会議所の数字(22億8222万円)より少し多額です。金額の増額の原因は,銚子市の財政から多額の利子が市内金融機関に支払われ,市内経済効果を増額させることをカウント忘れしたことです。
② 低金利時代なので,当初の想定よりも起債返済額が減額しました。
③ 平成26年から看護学部新設の交付税効果や地域経済効果が現れだし,平成27年度でほぼ単年度1億円のプラスになりました。平成29年度に大学生は4年生まで4学年揃いますので,その後の大学院生の増加分を除けば,ここが効果の打ち止めのようですが,実は,そうではありません。起債の返済額が年々減少するので,これに反比例してプラス効果が年々増額します。
④ 平成38年度には起債返済額がゼロになり,市財政収入の単年度の純粋黒字が5億5千万円規模に突入して平年度化し,「莫大な」財政収入黄金時代に入ります。
⑤ 大学院生の数など,これ以外の増収要素を掘り起こせれば非常に効果的な資料となります。平成27年度から,学生と教職員の合計が2000人台に入ったことによる経済効果・財政効果は絶大です。

Return Top